「都心のタワマン」の修繕積立金、ここへきて値上がりしている「怖すぎる理由」
全国で、修繕積立金の増額が相次いでいる。保全は必要だが、大規模修繕に絡んで儲けを企む業者は多い。一方、管理が行き届かないマンションはスラム化する。大切な不動産をどう守ればいいのか?
Photo by iStock
「管理組合で修繕積立金の増額の話が出たのが2年前。築10年目のことでした。それからずっと、組合の総会では激しい議論が続きました。
とりわけ高齢者世帯の何人かが、強硬に値上げに反対していました。その理由が『年金暮らしなので、経済的に苦しい』『次の修繕まで自分が生きているかわからない』というもの。1戸あたり平均して月額5000円ほどの値上げでしたが、意見をまとめるのに理事たちはとても苦労していたようです。
議論が長期化するうちに、『ペットのマナーが悪い』『夫の留守に男が上がり込んでいる』なんて噂を流される理事もいて、管理組合はかなりギスギスした雰囲気になってしまいました」
こう語るのは、東京都23区に建つある高層マンションの住人だ。
この物件に限らず、修繕積立金の高騰に悩まされているマンションが急増している。
国土交通省が今年9月に改訂した「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」を見ると、1平方メートルあたりの修繕積立金は(20階未満・建築延床面積5000平方メートル未満の物件の月額)、335円で、10年前から5割以上も増額されている。
仮に80平方メートルのマンションであれば、月に9000円も値上がりしているのだ。20階建て以上のタワマンに限って言えば、60%以上値上げされている。
言うまでもなく、マンションには寿命がある。一戸建てであれば自分の意思でリフォームしたり、建て替えたりすることができるが、区分所有のマンションであればそうもいかない。
修繕を重ねて物件の寿命を延ばすか、高い費用を払って建て替えるか。いずれにせよ、Xデーは必ずやってくるが、それに十分に備えている管理組合はほとんどないといっていい。だから修繕積立金が急に値上げされ、住民たちが混乱するという事態が日本各地で頻発している。
マンション管理の現場で、いったい何が起こっているのか。
積立金値上げの一因には鉄やコンクリートなどの資材、そして職人の人件費が高騰していることがある。
少子高齢化でますます人件費は上がり、円安が続けば資材費も高止まりするだろうから、今後も修繕費用は上がり続ける可能性が高い。
冒頭の住人がぼやく。
「今回は5000円の値上げで済みましたが、この額で済んだのは強硬な反対派の意見を汲まざるをえなかったから。
管理会社が提案してきている大規模修繕を実行するためには、さらに1戸平均で3000円ほどの値上げが必要になることがわかっています。
『タワーマンションの修繕は、特殊な足場を組まなければならないのでカネがかかる』というのが管理会社の言い分ですが、そんなことは最初からわかっていたはず。
正直、これほど値上げが続くと、ローンの返済計画も狂ってきます」
記事の続きは
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cdaba91c5969a337da8b16578aa65a187622a8a2
≪ネットの民のつぶやき≫
後先考えず舞い上がって買ってしまった人も少なからずいそう
購入前ちょっと興味持って調べれば、すぐわかるはず。
知ってたなら文句は言えないはず。他方、もし無知で購入したのなら同情の余地ない
何故か一戸建てだと軽視される建物の計画的な修繕
結果的に戸建てもマンションも大して変わりませんよ
今まで通りの積立金で、次回の大規模修繕に100万円の一時金徴収するか、毎月積み立てるかを天秤に掛けたら殆どの人は毎月積み立てに納得、ご老人は、次の大規模修繕工事まで生きてないから嫌って身勝手なご意見でした
まあこればかりは管理組合がしっかり機能しているかどうかにもよります
長期修繕計画を見直し組みなおすといった作業をしっかりしてる所と
管理会社に丸投げの所では全然違う
これがマンションは管理で買えと言われる所以です
マンションとはそういうもの。。
買う側が知らないことが不思議。。
安い買い物ではないのだから。。
ふと。
欧米では19世紀に建てられたアパート(日本で言うマンション)が現在も普通に住居として立派に機能してるのに(しかも高級住宅も少なくない)、何で日本のマンションはタワマンでなくても40年程度で資産価値マイナスみたいな状態になるんだろう?
建材や気候の違いはあれども、工法に関しては地震国の日本の方が堅牢に建てると思うんだけど…。
高い金払ってマンション買うより借りた方が楽ってことかね
これがマンションの最大のデメリット
私は月々の修繕積立、管理費等でタワーマンションには手が出ません。