1500万円の退職金を元手に居酒屋経営。1年で破綻したワケは「客の意識の低さ」
新しいモノに挑戦したい――。オリンピックに感化されてスポーツを始め、一度しかない人生と脱サラして起業する。
その気持ちは大切だが、若かりし頃と同じ感覚でいると思わぬ大ケガに繋がるもの。身体的、精神的、金銭的な危機に直面した「衰えた挑戦者」たちから学べ!今回は脱サラ起業編。
上司の顔色を窺い、部下のパワハラ糾弾に怯える毎日。そんな生活からの脱出は、全サラリーマンの悲願だ。47歳のときに上場企業の管理職を捨て、居酒屋経営に飛び込んだ児玉謙次さん(仮名・54歳)は嘆く。 「もともと居酒屋巡りが好きで、日に日に自分の店を持ちたい思いが強まっていくなかで人事異動があり、傘下の集客施設内に新しい店を立ち上げるプロジェクトを任されたんです。『脱サラの練習をせよ』と神様がプレゼントしてくれたように感じましたね」
張り切った児玉さんは、地方の名酒を取り寄せるなど、個性的な店づくりに励み、好調な売り上げを残した。この成功体験で、飲食店を切り盛りする才能を確信。知人の居酒屋で2か月修業し、退職金1500万円と銀行融資1000万円を元手に、東京都下に約16坪の大衆居酒屋を構えた。 「融資はすべて内外装費につぎ込み、食材にもこだわったため、損益分岐点は月商170万円。
ところが初月は120万円しか売れず、さらに翌月は100万円を割る始末。虎の子の退職金がみるみる減っていくのは本当にツラかった」
そしてなによりの負担が接客だ。 「おいしい料理でお客さんを笑顔に、なんて思っていましたが、来る客は今までの大企業サラリーマン人生では接したことのないような人ばかりで、大変なストレスでした。 『お前、こんな店やめてラーメン屋をやれよ』とか、とにかく説教をしたがる客が多い。故郷から取り寄せた珍しい食材を使ったこだわりの料理は見向きもされず、フライドポテトや焼き鳥のようなありふれたメニューばかり注文が入る現実にもうんざりでしたよ」
心が折れた児玉さんは、1年ほどで閉店を決意。退職金のうち800万円を溶かしていた。1000万円をかけた店の造作は、買い手はついたが足元を見られてわずか150万円での処分。
結局、児玉さんの脱サラは、1650万円の赤字とともに幕を閉じた。会社にいたほうが楽だったか。
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引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1353c29f63502321a4a587ec7cdd35cb227b4d5c
≪ネットの民のつぶやき≫
典型的な勘違い。自分が通いたいお店がみんなに受け入れられるわけじゃない。客層を正しく分析して臨まないと。悲しい話。
>もともと居酒屋巡りが好きで、日に日に自分の店を持ちたい思いが強まっていくなか
客として行くのと、経営するじゃ天と地の程違いがある。
料理の注文のくだり、家電とかのメーカーでもあるパターンだよね。自分達が作りたいものと、客が欲しがる物は必ずしも一致しない。
とりあえず傷口が拡がる前に撤退出来て良かったね。
大衆居酒屋に高尚な物を求める客は、まず居ないからね。
この方、幻想を抱いていたんだろうね。
故郷から取り寄せた珍しい食材を使ったこだわりの料理だけの居酒屋であればそれを求める客だけ来る理想の客層の居酒屋になるかもなのに、無難なフライドポテトや焼き鳥をメニューに設定する時点でおかしい…。
意識の高い客が行きたくなる店じゃなかったんだろ。
客の時も居酒屋の経営者に対して説教垂れて、これぐらい自分もできるって思っちゃっただけ。
上場企業社員あるあるですね。組織の力を自分の力と見誤る典型的な例です。
これが年齢さえ重ねれば管理職になれてしまう優良大手企業に勤めた人の末路…。
破綻した原因は本当に「客の意識の低さ」なんだろうか?ご主人の「プライドの高さ」も一因のように感じる。そのギャップを埋められないままだったんですね。
金に余裕があるのなら、自分がやりたい理想の店をやれば良い。ただ金が欲しいのであれば、やりたい店ではなく客が求める店をやらないとね…。
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