コアラはPayPay証券を使って米国高配当株ETFの『HYG(iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETF)』に毎月一回1000円づつ継続投資をしています。
本来の高配当の株やETF(上場投資信託のこと)への投資は株価が下がったときにまとめた資金を入れる方が資金効率がいいのですが、コアラは投資タイミングを計るのがヘタクソなため毎月一回定期的に購入しています。
高配当ETFと言えば、SPYD、VYM、HDVはよく耳にしますが、HYGについてはあまり話題に上げる人はいないように思います。
今回は実際にコアラがなんで『HYG』というETFを買っているのかについて解説していきます。
\1000円からあの株が買える/
そもそも『HYG』ってどんな株なの?
『HYG』とは iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETF(正式名称:iShares iBoxx High Yield Corporate Bond ETF )が正式な日本での名前です。
連動対象の指数は「iBoxx米ドル建てリキッド・ハイイールド インデックス」で、同等の成果を目指すETFです。毎月配当があるがあるのが最大の特徴で、毎月定期的に配当があることで資産の管理がしやすくなります。
そもそもハイイールド債券ってなに??
ハイイールド債は”ハイ=高い”&”イールド=利回り”という意味で、つまり「高利回り」ということ。
高利回りな理由は、格付会社などで信用格付がBB(ダブルビー)以下の評価をされていることで、信用度が低いぶん金利が高く設定されています。このように「信用度が低い」&「高利回り」債券のことを、通称「ジャンク債」と呼びます。
《そもそも『債権』とは》
債券投資とは、「発行体である企業や国にお金を貸すこと」で、この貸借関係における借用書(お金を貸したという証明書)が債券にあたります。
債券には満期があり、満期となる償還日(借りたお金を返すこと)には、額面金額が投資家に払い戻されます。
さらに、債券を持っている人は満期までの決められた利払い日に、利息の支払いを受けることも出来ます。
なので、債券に投資をすると最終的には額面金額と利息の双方を受け取ることとなります。
(中略)
債券にはいくつか種類があります。
まずは発行体による分類として、国が発行する「国債」、自治体が発行する「地方債」、そして企業によって発行される「社債」などに分けられます。
いろはに投資:https://www.bridge-salon.jp/toushi/what-bond/
つまり、かたいことは置いといてHYGを超要約すると、
HYGとは元本割れのリスク高いけど、その分高利回りの社債を集めた詰め合わせパック商品です
『HYG』は1000を超える銘柄で構成された、大型の債券パックです。
そもそも、低格付けの社債を個別で買うにはリスクが大きいですが、HYGのような1000社以上の詰め合わせパックであれば十分リスク分散されており、この中で1社2社潰れたところでビクともしません。
そんなことよりも重要なのは、信用格付けが低い企業の社債であるというリスクを背負う分、リスクに見合ったリターンがあるということです。
重要:配当利回りを確認しようじゃないか
株価は比較的安定ているのに、毎月配当でチャリンチャリンと自動的に「大人のおこづかい」を手に入れることができるのが『HYG』をもつ最大の醍醐味!
その配当は2021年8月現在で3.88%と少し配当が下がっていますがまずまずの高配当です。最低でも4%は欲しいところなので、購入のタイミングは調整が必要かもしれません。
設定来のトータルリターン年率はなんと5.33%。ジャンク債といわれているだけありリスクとリターンが適正にこの数字に当てはまりそうです。
まとめ
比較的値動きの少ない安全資産といわれる債券。『HYG』は債券とはいえジャンク債の集まりですので、リセッション(景気後退局面での株価調整・暴落)局面では資産防衛としての安全資産とはなりません。
ですが、株価は比較的安定しており株価自体は全く上がっていませんが、毎月の配当があることで実際のリターンは大きくなります。
上記のチャートを見れば、同じくペイペイ証券で投資をしている『PFF』と同様にコロナ暴落後も着実に株価を戻しており、長期的保有を目的なら保有する価値のある商品です。(※リーマンショック前の2007年にHYGが初めて設定されたのでリーマン後の価格は参考にならなりません)
現在2021年8月時点では株価が上がってしまい利回りが3.88%と低くなっていますが、リスクを考慮するなら4%以上は確実に欲しいところですね。
ペイペイ証券なら1000円からより気軽に買えるので、投資初心者の方や分散投資を気軽にしたい方には今のところ最適な証券会社です。
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